秋芳洞を探検する

 秋芳洞は「しゅうほうどう」と呼ぶ人が多いですが、秋芳町観光商工課
のホームページなどでは「あきよしどう」の名前で紹介されています。

 美祢郡秋芳町と美東町に広がるカルスト台地の下には東洋では隋一の秋芳洞が広がっています。
撮影したのは2001年7月1日と2003年7月20日。洞窟内は温度が約17度で変らないため、夏場は涼む
のに最適です。入場料は大人1人1,240円。

 写真は、私が秋芳洞内を歩いた順番に沿って展示しています。順路は、
  入口(観光センター側)⇒青天井⇒百枚皿⇒千町田⇒傘づくし⇒黄金柱⇒黒谷支洞⇒出口です。

 洞内ではフラッシュをたかず、感度を上げるだけで撮影しました。中には暗くて何が何だか分からない
ものもあると思いますが、「洞内ではこんな景色に見える」のだと割り切って頂ければ幸いです。

では、スタート

入口まで続く静かな森

縦長に大きく開いた入口  観光センター前から土産物店街を抜けると、
秋芳洞から流れ出る稲川の水流が清涼感を
運んできます。聞こえるのは水が轟音を上げ
て流れる音(大雨の後だったせいもあります
が)。
     
青天井 百枚皿 美しい百枚皿
   入口から進んでいくと、大きく開けた青天井が広がり、その先には有名な
百枚皿が現れます。
 百枚皿は本当は何枚なんでしょうか?数えようかと思いましたが、止めま
した(笑)。実際には大小合わせて百枚以上あるそうです。
南瓜岩 大松茸 苞柿
   洞内は石灰岩と水滴が非常に長い時間をかけて生み出すいろいろな造形
を見ることが出来ます。
 大松茸は英語で「ビッグ・マッシュルーム」という表示が付いています。
松茸って、マッシュルーム?
千町田 傘づくし 傘づくしのあたりも天井が高いです
   千町田と傘づくし。千町田はさながら田植え前の水田。名前の由来も、
そんなところから来たのでしょう。
 傘づくしはいかにも鍾乳洞という姿。写真では全体の一部しか撮れません
でしたが、まだまだたくさんの傘があります。
  岩屋観音  岩屋観音。壁面にぽっかり開いた空洞の奥
に見える柱が観音様のよう。
 洞内にはこのほかにも案内板が付いたもの
がたくさんあります。
蘇鉄岩

黄金柱

 無名観音のあたりまで来ると、地上の展望台
に出るエレベーターの入口があります。今回は
そこを通りすぎて奥へ進みました。
 見えてきたのは、これも有名な黄金柱と、その
隣にある蘇鉄岩。写真で見るよりも黄金注は高
さがあり(見えている看板の高さが120センチ位
だったと思います)、蘇鉄岩は大きいです。秋芳
洞内での記念撮影の定番ポイント。
     
石灰華の滝 巌窟王  黄金柱から先に進むと黒谷支洞に入ります。
それまでの広々した感じから一転、横幅の狭い
洞窟になります(天井は相変わらず高い)。
 まず目にするのは石灰華の滝と厳窟王。どち
らも石灰石と水が織り成す造形です。
 (フラッシュ撮影した厳窟王は
コチラ
     
五月雨御殿

大椎茸の周辺です

マリア観音
   黒谷支洞には、巌窟王から先にもマリア観音のような特徴的な形をした石柱
や、くらげの滝のぼり(写真はありません)のような特徴的な造形の壁面が続き
ます。
 五月雨御殿は、上から絶えず地下水が降ってくるのでそういう名前がついて
います。でも、ちゃんと屋根が付いているので傘は不要です(笑)。
 マリア観音は、聖母マリアがイエス・キリストを抱き上げたかのような姿です。
自然の力で出来上がったというのが何とも不思議!・・・でも、さすがに日本!
聖母マリアを観音様にしてしまうとは(^_^;)
     

黒谷支洞をさらに進むと、秋芳洞の黒谷口(黒谷側の入口)です。ここで外に出て
も良いのですが、車は元の入口側に置きっぱなしなので、もと来た洞内を戻ります。

     
奥に青天井も見えています  入口から黒谷口まで、洞内を歩いて30分位
でしょうか。見るスピードでかなり変わります。
せっかくだからゆっくり見た方がいいですよ。
 ということで、元来た道を戻る際にもう一度
百枚皿を撮影してみました。

 もとの入口までやって来ました。外が眩しい
です。ちょっと幻想的かな?

 

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