山口きらら博の思い出
−JAPAN EXPO YAMAGUCHI 2001−

 山口県吉敷郡阿知須町きらら浜(2005年10月から山口市)で、2001年7月14日から9月30日まで「山口きらら博」が開催されました。期間中の来場客数は251万人を数え、大盛況のうちに閉幕しました。

○昼間の会場内

駐車場に車を止め、入口へ

きららゲートをくぐればきらら博会場です
スーパーテーマ館など 街のゾーンから見たスーパーテーマ館
  スーパーテーマ館。中では山本寛斎プロデュースの「やまぐち元気伝説」が行われました。
ラグーンゾーン 月の海 ラグーンゾーンの中にある
「月の海」。写真では潮が引
いていますが、満潮時はもっ
と海水が入り江に入ってきま
す。JAPAN EXPOでは初めて
海水浴ができました。
ラグーンゾーンそばにクジラの像がありました
サンサンパークなど 中央奥に見えるサンサン
パーク(トリムの広場)はアス
レチックになっていました。
左奥にはきららゲートも。
大観覧車  アミューズメントゾーンには
大観覧車がありました。直径
60メートル。会場内や瀬戸内
海を一望できます。
太陽の丘の麓に広がる「やまぐちゾーン」。山口県や県内市町村がパビリオンなどを出して
いて、山口県を紹介していました。

下の4枚は太陽の丘から山口湾を眺めたもの。一番左は「やまぐちゾーン」です。一番右は
ラグーンゾーンにアミューズメントゾーン。

       
○行って回ってみた感想 (2001年8月3日)
 ここに来る前の「きらら博」の印象は、はっきり言ってあまり良くありませんでした。山本寛斎氏やイヴ・ペパン氏がプロデュース
したショーや様々な企業等のパビリオンなど、事前情報はあったのですが、「何をやっているのかあまりよく分からないし、入場料
のモトが取れるのだろうか」という思いがかなり強かったのです。

 実際に来てみると、内容が盛り沢山で、しかも楽しめたもの・堪能できたものも結構あり、十二分に満足することが出来ました。
私自身は
「街のゾーン」のパビリオンしか回れませんでしたが、「やまぐちゾーン」にも多くのパビリオンがあるし、ラグーンゾーン
やサンサンパーク(アスレチックみたいになっている)では、普通の博覧会ではできない運動(海水浴なんて普通出来ません)が
出来たり、とても1日では回れない内容量でした。おまけに会場内のアテンダントの方々はみんな対応が丁寧で好印象!!

       
○夕方の会場内

会場の向こうは夕暮れ

賑わうフードコート

大観覧車

星の丘から
 夕方ともなると、各パビリオンとともに賑わうのがフードコート。国際交流館付近(左から2枚目)をはじめ、会場内の様々な場所
では世界各国の土産物品や食べ物を楽しむことが出来ました。私はトルコ料理の店でシシカバブのハンバーガーを。味はなか
なかでした。他にもナポリやインドネシア、ベトナム、韓国など盛り沢山。
 そして、夜の最大の見もの「きららスターライトファンタジー」を見るために会場の「星の丘」へ。開始30分前の19:30には、既に
黒山の人だかりでした。ショーを待つ間はスーパーテーマ館の明かりなどを見て・・・
       
○きららスターライトファンタジー

 「きららスターライトファンタジー」は、サッカーのワールドカップ・フランス大会(1998年)の開・閉会式の演出など、様々な世界的
イベントのプロデュースを手掛けたイヴ・ペパン氏がプロデュースしたイベント。きらら博会場でいちばん最後のお楽しみでした。
 20:00から約20分間繰り広げられるショーは、光と噴水を巧みに駆使していて、見応え十分でした。


序盤。噴水に登場キャラクター
が映し出されています。

海上に4つの球体(3つしか入
りませんでした)が登場。

海上の4つの球体に様々な
画像が映し出されます。
 

一転して、炎飛び散る緊迫の
局面。物語は佳境へ。

レーザー光線とサーチライトが
噴水に当たり、眩い世界へ。

ショーも終盤。七色に輝く球体
と青白く輝く噴水。

最後は花火の連発でショーが
終了です。
       
epilogue  きららスターライトファンタジーが終わると、きらら博の1日もいよいよ終わりが近づきます。
スーパーテーマ館  すっかり暗くなった空の
下、スーパーテーマ館の
ドームがぼんやりと照らし
出されていました。
アミューズメントゾーンの観覧車  観覧車にはグリーンの
ライトアップ。夜空に映え
る観覧車。
アミューズメントゾーンのメリーゴーラウンド  メリーゴーランドも、1日
の仕事はそろそろ終わり。
ただひっそりと閉園を待ち
ます。
お土産を買う人、記念撮影をする人、会場をあとにする人  きららゲートの周辺(会
場内)。お土産を買う人、
記念撮影をする人、家路
に着く人が集まって、
最後の盛況・・・
    では、帰るとしましょう・・・
       
○山口きらら博が終わって
 「山口きらら博」の人出は251万4,178人。開催前にここまでの来場客数があると予想した人など、恐らくいなかったでしょう。
でも、山本寛斎のショーをはじめ、各パビリオンは上々の評判でしたし、イベントも数多く(トライアスロン世界大会、笑点、なんでも
鑑定団、引田天功ショー等々)ありましたから、考えてみれば人出が多くて当然だったのかもしれません。成功して何よりでした。

 きらら博会場は、新たに運動公園に生まれ変わります。スーパーテーマ館のドームはそのまま利用されるらしく、これだけが
きらら博の面影を残すことになりそうです。

       
○その後の「きらら浜」 (2002年9月2日)
 きらら博から1年。会場は「山口県立きららスポーツ交流公園」として2002年7月27日にオープンしていました。きらら博で使われ
た建物などの多くはいろいろな施設として様々な場所で再利用されていますが、公園内には、かつての「スーパーテーマ館」が
外観をそのままに「きらら元気ドーム」として残っていました。太陽の丘や月の海、星の丘も地形はそのまま利用されています。
 まだ工事中の所もありましたが、家族連れが遊んでいたり、高校の陸上チームが合宿していたり。まつりの後はスポーツと憩い
の場所へ・・・
 「きらら元気ドーム」は、きらら博では山本寛斎プロデュース
「やまぐち元気伝説」が行われたドーム。
 今ではドーム内は、野球やサッカーなどが出来るように整
備されています。

←太陽の丘とトリムの広場

 これらはきらら博の時から
あまり変わっていないです。
周囲が大きく変わったから
余計そう見えてしまいます。
いい運動ができますよ。

スポーツ広場 →

 スポーツ広場も、きらら博
当時から変わらぬ場所です。
その奥に見える照明はサッ
カー・ラグビー場のもの。か
つて街のゾーンでした。

 ジャパン・エキスポでは初めて海水浴ができるというのが
ウリだった「月の海」。これもきらら博当時の姿を残していま
した。
 最後にやって来たのは「星の丘」。かつてここからイヴ・
ペパンがプロデュースした「スターライト・ファンタジー」を眺
めました。
 今は静かに山口湾が横たわります。

 

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