県都・山口市

○山口県庁・旧藩庁
山口県庁	山口県政資料館	旧県庁舎です	国の重要文化財です
旧県会議事堂（重文）	藩庁門	完成とともに明治維新が
	山口県庁の敷地内には、江戸末期に萩から移ってきた山口藩の藩庁門（1867年竣工）や、旧県庁舎・県会議事堂（1916年完成）が残っています。
○山口大神宮
馬の木像がお出迎え	階段を上っていきます	神楽殿	神楽殿の前から山口市街を
さらに上った先に	外宮	内宮
	山口大神宮は、1518年に大内義興が伊勢神宮から神霊を勧請して創建した古社。造りや社殿の造り替えは伊勢神宮の形式と同じです。江戸時代は「西のお伊勢様」と呼ばれて賑わったそうです。今も初詣シーズンは県内有数の人出になります。
○瑠璃光寺五重塔

	山口県庁近くにある香山公園の中に立つ瑠璃光寺五重塔は、何と言っても山口市のランドマーク的な存在。室町時代初期の大内氏当主・大内義弘の菩提を弔うために建設が始まり、 1442年頃落慶したものです。国宝に指定されています。　香山公園内には毛利家墓所などの史跡もあります。　2008年は1月18日～2月17日の土曜日に、「冬のゆらめき回廊」が開催されました。
2008年は	1月18日～2月17日の	毎週土曜日に	キャンドルの列が

○パークロード

	パークロードは山口県庁前から国道９号線（サンルート国際ホテル山口・山口市役所前）にかけて伸びる500メートルほどの県道です。道沿いには県立美術館、県立博物館、図書館、公園などが並んでいます。その名のとおりの美しい公園道路で、「日本の道100選」にも選ばれています。
○サビエル記念聖堂
		山口はフランシスコ･サビエルがキリスト教布教のために 1550年と1551年に立ち寄った場所。それを記念して、市役所そばの亀山公園に記念聖堂が建てられています。かつてはバロック調の厳かな聖堂でしたが、1991年9月に落雷と漏電が原因（だったと思います）で焼失し、1998年4月に今の現代的な聖堂として復活しました。

○旧市街
龍福寺参道	門をくぐって境内へ	豊後岩	龍福寺本堂（重文）
	龍福寺は、もとは白石地区に1206年に建立された禅寺（当時は瑞雲寺）で、1454年に今の寺号となり、1551年に兵火で焼失しました。その後、1557年に毛利隆元が大内義隆の菩提寺としてここ（大内館跡）に再興されました。本堂は1881年に焼失したため、当時大内村にあった義隆寺の釈迦堂（1523年建立）を移築して本堂としています。　境内には、大内氏政庁の壮麗な庭を偲ばせる豊後岩（築庭のために大分から持って来させた庭石）が残っています。
築山神社	八坂神社	立派な桜	桜のそばの河村写真館
旧野村家住宅	龍福寺の西側・竪小路沿いにある築山跡は、15世紀中期に大内教弘が立て、その後の歴代当主が居所とした築山館があった場所。今は神社などが建っているのみです。跡地に立つ八坂神社（1519年建立の建物が江戸末期にここに移築）は国の重文です。　築山跡と道を挟んだところに立つ旧野村家住宅は、酒造商家として1886年に建てられたものです。現在は「山口ふるさと伝承総合センター」の「まなび館」として利用されています。

○常栄寺庭園
			←南冥庭 ↓雪舟庭
室町時代に大内教弘の夫人の菩提寺・妙喜寺として建立されたこの寺は、江戸時代に毛利隆元の夫人の菩提寺・妙寿寺となり、幕末に隆元の菩提寺がここに移って常栄寺となりました。　常栄寺の幾つかある庭の中で有名なのが雪舟庭で、15世紀後半に大内政弘が画僧・雪舟に築造させたものです。

○龍蔵寺
階段を上ると大銀杏の下へ	紅葉の境内	鼓の滝と滝の大岩
	龍蔵寺は、西暦698年に僧がここにある岩窟で護摩供を修し、その後741年に行基が訪れて千手観音を造建し、寺を龍蔵寺と号した、と伝えられています。　山口市の中心部から少し離れた吉敷の山中にあり、紅葉や境内にある「鼓の滝」が美しいです。でも、龍蔵寺といえば何といっても天然記念物の大銀杏。高さ45メートル！
○湯田温泉にて
	山口市の中心部から程近い辺りにある湯田温泉。名物女将がいるホテル「常盤」や皇室御用達のホテル「タナカ」、江戸末期に木戸孝允と西郷隆盛が密談した旅館「松田屋」などが並ぶ温泉街なんですが、市街地なので温泉地らしい感じがないです。銭湯感覚の温泉とか足湯もあります。　その昔、傷ついた白狐が湯治にやってきていたことが温泉発見のきっかけと伝えられているだけに、玄関口になるJR湯田温泉駅の前では巨大な白狐の像（ゆう太）がお出迎え。

○その他
YAB（山口朝日放送）	鰐石	山口護国神社	鰐石は山口市鰐石町にある奇岩で、椹野川のそばに鎮座しています。昔は山口の町の出入口としての意味合いもあったとか。