城下町・出石

兵庫県出石郡出石町(2005年4月から豊岡市出石町)に行ってきました。


辰鼓楼

 出石町は兵庫県北部にある人口11000人余の小さな町。
城下町として多くの観光客が訪れます。
 出石で有名といえば、見るものとしては辰鼓楼(辰鼓櫓)、
食べ物では出石そば。出石城登城門から北に広がる中心街
には、そば屋や土産物店、史跡が集まっています。

辰の刻(8時)に藩主の登城を告げる太鼓を鳴らしていたそうです
”しんころう”と呼びます

山の上に有子山城跡が少しだけ確認できます
出石城跡と有子山城跡

 出石は室町時代に山名氏の本拠地となりました(その当時は此隅山城という巨大な城)。
1569年に羽柴秀吉に攻め落とされ、1574年に築いた有子山城(左の写真で山頂あたりに
城跡が少し写っています)も1580年に羽柴秀吉に攻め落とされて山名氏が滅亡すると、織田
・豊臣方の城主が入りました。
 江戸時代になると、まず1604年に城主・小出吉英が山麓に平山城の「出石城」を築き、
小出氏断絶(跡継ぎ不在のため)後は松平氏を挟んで1706年から仙石氏の城下町となりま
した。出石そばは、もとは長野にいた仙石氏が信州そば職人を連れて来たのが始まりとも
言われているようです。
       
○出石城跡 (2002年11月17日撮影)
登城門
仙石氏の祖・権兵衛秀久公を祀る感応殿
 
       
○諸杉神社 (2002年11月17日撮影)
 全国で唯一、多遲摩母呂
須玖神を祭る神社。出石城
登城門から少し東にありま
す。この日はイチョウの黄色
い絨毯に覆われていました。

 

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