まずは二の丸御殿。桃山時代の武家風書院造りの代表的なもので、国宝に指定されています。御殿の大広間が、1867年
に徳川幕府15代将軍・慶喜が大政奉還を発表した場所です。車寄せから入っていくと、遠侍の間、式台の間、大広間、蘇鉄
の間、黒書院、白書院の6棟が並んでいます。部屋数33、敷かれた畳は800畳余りという広大さです。
二の丸御殿前に広がるのが二の丸庭園。江戸時代の名庭師・小掘遠州が作庭した池泉回遊式庭園で、大広間から眺めら
れるよう造られたものです。池には蓬莱島・鶴島・亀島の三島を置いて橋を架け、滝や様々な岩を配してあります。
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