南禅寺

京都市左京区にある南禅寺に行ってきました。

○三門・法堂とその周辺 (主に2002年11月23日撮影)

三門前にて

三門(凄い数の人だ!)

三門と法堂の間もいい紅葉

法堂(2003年12月20日)
 

 南禅寺は、1291年に亀山法皇が無関普門禅師(大明国師)を開山に迎えて開創した臨済宗
の寺です。室町幕府第3代将軍・足利義満が京都五山よりも上の寺格を与えた、格式のある
寺院です。

○絶景かな絶景かな<山門からの眺め> (2003年12月20日撮影)


さすがに人は少ない

 南禅寺三門は、歌舞伎「金門五三桐」の中で石川五右衛門が住み、「絶景かな絶景かな」
と見得を切る舞台となっています。門の高さが22mあるので、京都市街などがよく見えます。
 ただ、元々の三門は応仁の乱の戦火で消失し、現存するのは1628年に藤堂高虎によって
再建されたもの・・・五右衛門が生きた16世紀末頃には存在していません(^_^;)

まずは東側・法堂など

手前に正因庵、奥に南禅院

三門の南は天授庵

右隅はウエスティン都ホテル

西側には京都市街

嵐山・嵯峨の山々

北東側は永観堂など

永観堂の一部でしょうか
○水路閣 (2002年11月23日・2003年12月20日撮影)

 水路閣は、琵琶湖の水を京都に供給するために明治時代に
作られた琵琶湖疎水(滋賀県大津市から山科、南禅寺を経由
して東山区蹴上まで)の一部として作られた水道橋です。橋
の上の溝を水が勢いよく流れています。
 古い禅寺という典型的な和の空間に洋風建築という組み合
わせですが、うまく周囲の風景を調和するように作られている
のがさすがです。

○南禅院 (2002年11月23日撮影)

 南禅院は1264年に亀山上皇が営まれた離宮跡で、南禅寺
発祥の地です。庭園は池泉回遊式の鎌倉時代の名園で、当
時は吉野の桜、難波の葦、竜田の楓などが移植されたよう
です。

○清涼殿 (2002年11月23日撮影)
 清涼殿のうち大方丈(国宝)は、京都御所に豊臣秀吉が寄
進したものを1611年に移築したものといわれています。また、
奥の小方丈(国宝)も、伏見城の書院を移築したものです。
 大方丈は124枚の狩野派の襖絵、小方丈は狩野探幽作の
群虎図40枚があり、大方丈の「虎の子渡しの庭」は小堀遠州
の作と伝えられるという、贅を尽くした作りです。
○天授庵 (2002年11月23日夜、2003年11月24日夕方撮影)
   天授庵は1337年に南禅寺の開山塔として建立されました。応仁の乱での被災しますが、
1602年に細川幽斎(藤孝)により再建されました。
 天授庵には書院南庭(上段)と本堂前庭(東庭・下段)の2つの美しい庭園があります。
南庭は東西2つの池を中心とした庭、本堂前庭は幾何学的な石畳が特徴的です。
上段:書院南庭

下段:本堂前庭

 

WANDER-STYLE 京都府