仁和寺(旧御室御所)

 仁和寺は、宇多天皇が888年に建立した真言宗の寺院。宇多天皇が譲位後の904年に御室(おむろ)を建立して住んだ
ため、「御室御所」とも呼ばれています。1994年に世界遺産に登録されました。
 建物は応仁の乱の戦火でほぼすべて焼き尽くされ、江戸初期(将軍が家光の頃)に再建されたものです。
○二王門から金堂・五重塔・御影堂

二王門

勅使門の向こうは宸殿

二王門の先には中門

中門の先には金堂が

金堂

金堂の右手に経蔵

金堂左手に鐘楼

鐘楼の先には御影堂


観音堂


五重塔

 仁和寺の建物は応仁の乱で焼失した後、江戸時代になっ
て将軍家光の頃(1640年代)に建築されたものです。金堂は
京都御所から下賜されたもの(金堂は紫宸殿の遺構、あと
御影堂が清涼殿の遺構と伝えられている)、その他は江戸
初期に新築されたもの。金堂が国宝で、その他に重要文化
財指定が多くあります。
○御殿

白書院の中

白書院は元仮宸殿

御殿の南庭
1887年に火災に遭いました
1914年竣工の宸殿

御殿の北庭

霊明殿から見た北庭
 御殿は残念ながら1887年5月に火災で焼失しており、今
見られるものの多くは1909〜14年にかけて再建されたもの
です。
 南庭は明治の再建のときに新たに作られたもので、白砂
が一面に敷き詰められています。北庭は1690年に作られた
山水の庭園(池泉廻遊式というのだそうです)です。

 

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