嵯峨散策

 

○嵐山と嵯峨を結ぶ渡月橋

嵯峨天龍寺側から

法輪寺の多宝塔が見えます

嵐山(381.5メートル)
 
   渡月橋は、古くは平安時代初期に架橋されたと伝えられています。”渡月”というのは、
亀山上皇がこの地で月を見て、さながら月が橋を渡るようと表現したことが由来のようです。
嵐山観光の中では有名スポットです。
       
○嵯峨といえば竹林      


天龍寺北門付近


野宮神社周辺

 嵯峨といえば竹林。天龍寺、大河内山荘、野宮神社に
かけての一帯では、写真のような光景が続きます。
 観光シーズンだとそれなりに人出もあるんですが、それ
でも一種独特の落ち着きはあります。
       
○祗王寺と滝口寺
   祗王寺は、そもそもは法然上人の弟子が開いた往生院の境内で、往生院が荒廃していつ
の頃からか小さな尼寺・祗王寺として残ったものです。それも、明治の初めに一度は廃寺さ
れていました。現在の祗王寺は、1895年に元京都府知事・北垣国道氏が別荘の一部を寄付
し、再建されたものです。
 祗王寺は、白拍子の名手で平清盛の寵愛を受けた祗王、そこに現れ清盛の寵愛を奪った
仏御前の物語の舞台としても有名です。2人とも、世の無常を感じ往生院で尼になりました。
   滝口寺は祗王寺からほんの少し石段を上ったところ(隣みたいなものです)にあります。元
は往生院三宝寺で、明治初めに廃寺となりますが、祗王寺に続いて再建されました。
 滝口寺の名前は、佐佐木信綱氏が小説「滝口入道」にちなんで命名したもの。モチーフは、
平家物語の滝口入道と横笛の話です。平重盛の家臣・斎藤時頼(滝口入道)は、建礼門院
の雑仕・横笛に恋しますが、父に身分の違いを叱咤され、重盛の信頼に背いて恋に迷うこと
を自責し、往生院で出家したのでした

 

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