那智勝浦

 

○那智山(熊野那智大社、青岸渡寺、那智の滝)


この日は強い雨の中

那智原生林

熊野那智大社

青岸渡寺

青岸渡寺の展望所から

大滝も霧の中

飛瀧神社の御神体です

なかなかの迫力でした
 那智山は深い原生林に覆われているのですが、そのただ中、標高500メートルのあたりに熊野那智大社などがあります。
神聖な場所として必要以上に人の手が入るようなことがなかったので、日本の古来からの景色を眺めることができます。
2004年に世界遺産に登録されました。

 熊野那智大社は、熊野本宮大社・熊野速玉大社とともに熊野三山に数えられています。ここは神武天皇が那智を訪れた
ときに那智の滝を神として祀ったことが起こりとも、それ以前から地元では大滝を神として祀られていたとも伝えられています。
その後、西暦317年(仁徳天皇5年)に社殿を現在地に移して滝を「別宮飛瀧神社」の御神体としたと伝えられているそうです。
それと、ここは、神武天皇が熊野遠征から大和に戻られる際に先導したとされる八咫烏(やたがらす)の伝説もあります。八咫
烏、今は熊野の守り神というより”日本サッカー協会のシンボルデザイン”と言った方が分かりやすいのかも・・・。
 那智の滝は高さ133メートル、幅13メートル、滝壺の深さ10メートルで、滝壺の深さが日本一だそうです。日本三名瀑に(滝
100選と日本の音風景100選にも)数えられています。花山法皇が千日の滝篭りをしたことでも有名なのだとか。太平洋から
でも滝が見えるらしいです。
 青岸渡寺は、仁徳天皇の頃(4世紀)にインド天竺から渡ってきた裸形上人が大滝の滝壺から観音像を見つけ、それを安置
したのが起こりと伝えられています。また西国三十三所の第1番札所で、西国巡礼の出発点になります。

 

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