飛鳥の地にて

かつて聖徳太子や蘇我氏一族、中大兄皇子など、日本史の教科書に必ず登場する人物が活躍した場所です。
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○石舞台古墳 (高市郡明日香村)

パッと見は公園のオブジェ

巨大な天井石

どこから持ってきたのか・・・

ここがかつての日本の中枢

この写真はクリックしても、他の写真ほど大きくなりません。
玄室の中は、昼間は明るい

 石舞台古墳は7世紀の初め頃に築造されたと推定される方形墳。6世紀後半にこの地で
政権を握っていた蘇我馬子の墓ではないかといわれています。実際、この付近には馬子の
庭園があったそうです。今は静かな山里ですが、かつては日本の政治の中心地・・・。
 封土がなくなって露出した巨大な天井石は、重さ77トンと64トン(古墳の石の総重量は
2300トン)。玄室の長さは7.6メートル、幅3.5メートル、高さ4.7メートル。石室自体の長さは
19.1メートル。見た目はそう大きく感じませんが、数字で見ると大きいですね。

 石の形が舞台みたいなので「石舞台」・・・が一般的に由来と言われていますが、「昔、狐が
女性に化けて石の上で舞を見せた」とか、「この地を訪れた旅芸人が、舞台がなかったので
仕方なくこれを舞台に使った」という説もあるそうです。

 

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