二月堂のある辺り

二月堂なども東大寺の一連の建物の一部です。
(特に注書きがない限り、写真をクリックすると拡大写真が表示されます)

○二月堂

舞台造りという建築様式
ちらっと興福寺の五重塔なんかも見えたりして・・・
四月堂(左)と開山堂(中央)

大仏殿と奈良市街
 
 重要文化財に指定されている二月堂です。お水取りで有名な修二会(しゅうにえ)が旧暦の2月に行われることがその名前
の由来です。
 最初の建物の創建は752年と言われているそうです。現在の建物は、1667年の修二会中に堂内から出火して焼失した後、
1669年に再建されたもの。創建当初の建物は小規模だったようですが、修二会のやり方に合わせて増築されたのだとか。
 回廊からは東大寺大仏殿や、興福寺五重塔、奈良市街を見渡すことが出来ます。とてもいい眺めです。
○三月堂(法華堂)


三月堂

 三月堂は740〜747年の間に創建されたと考えられている
東大寺最古の建物(国宝)。昔は不空羂索観音を本尊とする
ので羂索堂と呼ばれていたそうなのですが、毎年3月に法華
会が行われたので、のちに三月堂・法華堂と呼ばれるよう
になったそうです。
 東大寺の前身である金鐘寺(728年に建立)の主要伽藍
のひとつで、堂内には国宝にも指定された貴重な仏像群が
並んでいます。


鐘楼(右奥には俊乗堂)

 鐘楼は、栄西(ようさい)禅師が承元年間(1207〜10)に再建したもの。吊るされている梵鐘は重さ26.3トンで、東大寺創建
当初のもの(国宝)。日本三名鐘のひとつです。

 

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