東大寺

日本史の教科書に必ず登場するお寺の代表格で、大仏が有名な東大寺で撮影した写真です。
(特に注書きがない限り、写真をクリックすると拡大写真が表示されます)

 先に東大寺の由縁を紹介すると・・・
 そもそもは728年に聖武天皇が皇太子供養のために建立した金鐘寺が東大寺の始まり。741年に金鐘寺を大和国分寺とし
て金光明寺と改称しているのですが、数年後には東大寺と呼ばれるようになったようです。752年に大仏の開眼供養が行わ
れ、大仏殿や講堂などの伽藍は789年に一度完成しています。
 その後1180年には源平争乱の最中に平重衝によって、1567年には戦国時代の最中に松永久秀によって伽藍が焼失して
いて、現在の伽藍は1709年に再建されたものだそうです。
○南大門

松並木の向こうに・・・

高さは25メートル強!

大仏殿は約300メートル先
使われた木は山口県産
番人の金剛力士立像(吽)
 まずは東大寺の正門「南大門」。創建時の門は平安時代に台風で倒れていて、現在の門は鎌倉時代、
東大寺を復興した重源上人が再建したもので、1203年に門内に安置する仁王像とともに完成したそうです。
屋根裏まで達する大円柱18本は21m、門の高さは基壇上25.46mもあって、国内最大の山門です。もちろん国宝。
○中門と鏡池


鏡池に写る中門と大仏殿


この向こうに大仏殿が

 中門は1709年に大仏殿などとともに再建されたもの。
国の重要文化財です。

 
○金堂(大仏殿)

広大な敷地に巨大な建築物

とにかく物凄く大きい
八角燈籠も大きいのだ!
何もかもスケールが違う
 
 東大寺の金堂(大仏殿)は、高さ47.34メートル、東西57メートル、南北50.5メートルもある、世界最大の木造建築(国宝)!
現在の建物は1709年に公慶上人によって再建されたものを修理を重ねながら維持しているそうです。これでも規模は創建
当初に比べて東西が3分の2に縮小されたものらしい。恐るべき大きさです。人間が本当に小さく感じます。
○大仏殿の中には・・・

高さ15メートル

大仏の右脇に虚空蔵菩薩

左脇に如意輪観音菩薩

創建当時の復元模型
 大仏殿に入ると目の前に大仏(盧舎那仏)が鎮座していて、周囲を数々の仏像が囲んでいます。東大寺創建当時の模型
などもあります。大仏の裏側なんてのも見れます(大したことはありませんが)。
 奈良の大仏は743年の聖武天皇の詔を受けて745年に造像が始まり、752年(日本に仏教が伝来して200年目に当たる年
とされているようです)に開眼供養会が行われています。その後、855年に地震で頭部が落ちたり、大仏殿とともに2度火災
に遭いましたが、1692年に現在の大仏の開眼供養が行われて今に至るそうです。

 

WANDER-STYLE 奈良県